日本刀の反りはなぜついているのか

反りがあっては突くのには適していない。なぜ反りのある日本刀は「斬る」事に適しているのか。日本刀は「引く」事で斬る。斬る動作は、肩を中心とした「円運動」となり、弧を描く。その弧に合わせた反りが入る事で、引く動作がよりスムーズになるのである。

日本刀の重さはいかほど

 二尺三寸(約70cm)の刀身重量は600~1200g。それに鍔や柄、切羽、はばき等の刀装具を装着し鞘を払った状態で800~1400g程度。実戦では少しでも軽い方が扱いやすい。刀身に縦にスーと「樋{ひ)」と呼ばれる溝が彫られているが、これは、曲がりにくくする、衝撃を緩和するといった理由とともに、少しでも軽くする役目ももっている。

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